music
Up one level王様はロックンローラー
先日のエントリにも書いたように毎日ローリング・ストーンズのShine A Light
を聴いている(見ている)わけだけど、ローリング・ストーンズを聴くと必ず思い出す本がある。
それが「王様はロックンローラー」という童話だ。今から20年くらい前、月刊パソコンワールドの編集長をしていた頃にイラストレーターの友人から教えられて手に入れた。
童話といっても大人向け、それもロック好きの大人向けに書かれたもので、ビートルズやローリング・ストーンズを青春時代に聞いていた世代に刺さる本だ。
王様は世界中のなによりロックンロールが大好き。寝ても覚めても考えるのは音楽のことばかり。自慢のギターを弾いて、ビートルズナンバーのFool on the hillを歌えば、感動のあまり髭の上に涙をこぼしてしまうくらいだ。
でも、ロック大好きな王様にもちょっと苦手なのがリズムの早いロックンロール。ローリング・ストーンズのSatisfactionを歌おうとすると、どうしても"I can't get no"と"satisfaction"のあいだでリズムを崩してしまうのだ。
お城主催のコンサートにバンドを率いて登場した王様、オープニングのFeeling alrightで観客をうまくのせ、2曲目には得意のFool on the hillで感動を引き起こした。しかし、3曲目のSatisfactionでとちってしまい大ブーイングを浴びてしまう。傷心のあまりステージから逃げ去った王様は、そのまま王様の位を捨て、一介のミュージシャンとして放浪の旅に出てしまう。
王様を失ったお城では臣下の一人が実権を握り、ハードロック以外の音楽は聴くことも演奏することも許さないという悪法をしく。
傷心の王様は再びお城に戻り、その美しい歌声を城下に響かせることができるのか? ハードロックに閉ざされた国は、音楽の自由を取り戻すことができるのだろうか?
というわけで、あとは読んでのお楽しみ。
純な王様のやさしさが心にしみるステキな童話だ。でも、残念なことにすでに絶版になっているらしい。
一応Amazonのリンクを貼っておくけど、古本しかないみたいだ。
作者が描いたイラストもいい味をだしているんだけど、Amazonには表紙画像がないな。時間があったらスキャンしてアップしよう。
今日はビートルズでも聴こうかな。
「王様はロックンローラー」の表紙をスキャンしたので、画像を追加した。
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アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち
映画「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」を見てきた。
若き日にロックスターになることを夢を見て、一瞬光が当たって成功するかに思われたのに挫折。でも、夢を捨てきれず、30年以上もロックスターになろうとあがいている男たちの物語。

すごくよかった! もう一回じっくり見たい。
Anvil(アンヴィル)というバンドは、どっかで聞いたことがあるなぁ、くらいの記憶しかないけど、映画の冒頭にでてくる日本で行われたロックフェスティバルは覚えている。当時、友人が何人かチケット買って、見に行っていた。私は行かなかったんだけど、まさか数十年後に映画で見るとは思わなかった。
主人公のリップス(ボーカル&ギター)とロブ(ドラマー)が、かっこ悪いけど、すごくかっこいい! リップスが「年を取れば、腹は出るし、顔はたるむし、髪の毛は薄くなる。それでも、俺たちはやるんだ!」みたいなことを言うけど、思いっきり共感してしまった。
成功するためにいろいろ考えて、一生懸命努力するけど、やることなすことうまくいかない。
ようやく出かけたヨーロッパツアーは、おかしいやら哀しいやらで、まったく金にならないし。必死で金を稼いで優秀なプロデューサーを雇ってニューアルバムをレコーディングしても、レコード会社は相手にしてくれない。
それでもがんばる。諦めない。怒鳴ってわめいて喧嘩して、泣いて、そして友情は消えず、バンドは続く。
ヘヴィーでタフなロックンロールだ。10代の頃に心に刻んだビートは一生変わらないと歌ったのは、プリンセス・プリンセスだっけ? 人生はやっぱロックだよ。うん。死ぬまで、8ビートで生きるのさ!
映画の冒頭は日本のロックフェスティバルだけど、最後も日本で終わる。やっぱり、日本人はやさしいよなぁ。
感動したので、Anvilを応援するために彼らのアルバムを2枚買った。1枚は、映画の中でレコーディングしていた最新作「This is Thirteen」。13枚目のアルバムだからというので、このタイトルなんだけど。もうちょっと捻ったタイトルのほうがよかったような気もしないではない。まぁ、いいけど。
2枚目は彼らのファーストアルバム「Metal on Metal」まだ手に入るのがすごい!
入手してから毎日聞いているけど、ファーストアルバムのほうができがいいような気がして、ちょっと心配だ。お気に入りの曲は、やっぱり彼らのテーマソングで、映画の中でも何回もかかっていたMetal on Metalかな。
ともあれ、がんばれAnvil! ロックし続けてローリング・ストーンズを越えろ!
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