japan.linux.comに編集長のインタビューが出ている。
オープンソースよりもフリーソフトウェアよりにポジションを取るという点は、個人的には共感できる。問題は、商業的に成功するのか、継続して発行し続けることができるかどうか、だろう。
アメリカのIT関連出版の状況は、日本と同様最悪である。先日会ったアメリカ最大手のIT関連出版社の海外版権担当者は、「USのIT関連出版はクラッシュした」と表現していた。
そのような状況で一冊$6.95もする雑誌が生き残れるのかどうか、かなり疑問だ。アメリカの雑誌は安いので、この値段ではアメリカの読者は買うのをためらうだろう。しかも、6週間待てば無料でWebサイトにPDFが公開されるのだ。
フリーソフトウェアの考えからすれば、ドキュメントもフリーにするのは当然だが、これでビジネスが成り立つかどうかはわからない。成功すればすばらしいと思うが、果たしてどうか。
ともあれ、編集長は、
最大の目標は、FSMをフリーソフトウェア界で最も重要な雑誌にすることです。フリーソフトウェア運動の大御所として、IT界の誰もが名前を知っていて、一目置かれるような存在にしたいと思っています。
と言っており、理想は高い。ぜひがんばってもらいたい。
さっそく
12 months, 12 issues, NON-US customers, $150
というのを申し込み、サイト上にフリーで公開されているissue 0とissue 1のPDFをダウンロードした。
編集長によれば、赤字を出さないためには3月12日までに300人の購読者が必要ということなので、興味のある人はぜひ購読を申し込んでほしい。
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