日本Javaユーザグループの結成総会にいってきた。
Javaが世に出てから12年あまり、なんで今更ユーザグループを作るんだろう? と不思議に思いながら参加。
丸山先生のキーノートによると、昨年/一昨年と日本サンと一緒に地方のJavaコミュニティの育生を行ってきて、その結果できた地方のJavaコミュニティを統合したようなコミュニティを作りたかったとのこと。さらにJava周辺のコミュニティ、ApacheとかJBOSSとか、も加えていきたいと。日本Javaユーザグループは、コミュニティのコミュニティを目指すということらしい。
「Javaとデータベース」という細川努さんの講演では、Ruby on Railsの話がばりばりと出てきてちょっとびっくり。やっぱり今のJavaで最も注目されているのはRailsってことか。
ひがやすをさんの講演「Super Agile Web Development with Seasar2」が、いつもながらおもしろかった。以下、簡単なメモ。
- 言語レベルでは生産性に差は出ない。
- 統合開発環境による補完、事前チェックなどは静的言語のほうが動的言語よりも優れている。
- デプロイは動的言語のほうがずっと楽。でもSeasar 2.4で導入したホットデプロイという技術を使えばJavaでも動的言語と同じ楽さが実現できる。
- Super Agile = 動的言語の良さ + 静的言語の良さ
- SQLやHTMLを抽象化した新しい言語を作ると、頭の中で翻訳したり、実際に動かしてみないと、なにをやっているのかわからなくなる。こういうのはきらい。
- テーブルを元に開発するのが「テーブル駆動開発」、ページ(HTML)を元に開発するのが「ページ駆動開発」、この2つを組み合わせることで開発がうまく進む。
- ステップバイステップ開発。ホットデプロイによって、少し開発/すぐに確認、ということが実現できる。
講演の最後は、「コミュニティのコミュニティ、地域に閉じず、Javaに閉じず」というパネルディスカッション。モデレータは星暁雄さん、出席者に贄良則さんがいたのにも驚いたが、日本Rubyの会の高橋征義さんがいたのにはもっとびっくり。
で、ディスカッションの結論は、「飲み会重要」ってことで。
会場を見渡して、Java界隈の知り合いがほとんどいなかったのも気になった。さらに気になったのがプレス席がガラガラだったこと。私が見たプレス関係者は二人だけだ。日本Javaユーザグループの広報がきちんと通知しなかったのか、プレスがまったく興味を示さなかったのか、どっちなんだろう? だいじょうぶかね?
懇親会へ移るところで露木さんを発見! まさかPythonの人に会えるとは思わなかったので、うれしかった!
懇親会の席では、露木さん、高橋さん、ひがさんなどと話す。Eclipse本の著者である鈴村さんにも久しぶりにあえて、うれしかった。はっし〜に会えなかったのが残念だ。
あと、なぜかマイクロソフトの萩原さんがいたので、時期Visual Studioについて話を伺う。う〜む、要注目だな。
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