先日サッカーアジアカップの日本代表対ベトナム戦を見ていたときのこと。
国歌斉唱をしているイレブンを見て、小学校3年の息子が質問してきた。
子「これ、なにやってるの?」
私「国歌斉唱だよ。国歌を歌っているんだよ。」
子「コッカ? コッカってなに?」
私「国の歌だよ。君が代のことだよ。」
子「キミガヨってなに?」
私「今歌っている歌のことだよ。学校で歌ったことあるでしょう。」
子「知らないよ。歌ったことないよ。」
驚いた。しかたがないので、妻と二人で君が代を歌って聞かせ、3回ほど一緒に歌わせた。でも、まだ覚えてはいないだろうなぁ。
私が子供の頃には、小学校で君が代を習ったし、なにかの行事の際には歌っていたと思う。息子に音楽の教科書を持ってこさせたところ、一応最後に君が代は出ている。でも、今の小学校は君が代を教えていないわけだ。
反対意見がどれだけあったとしても、とりあえず君が代は国歌だし、日の丸は国旗だ。日本人として育った人間がこの二つを知らなかったら困るだろう。教師がどんな思想信条をもっていてもかまいはしないが、必要なことを教えてくれないのは困る。
私たち親の世代が小学校で教わったことを今の小学校は子供に教えてくれない。ほったらかしておくと、当然知っているだろうと思っていることを知らないまま子供が育ってしまう。なにかにつけて、子供がなにを教わっていないかを探り出し、親が教えてやらないといけない。まったく面倒な世の中だ。
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