7月には子供が生まれてからはじめて沖縄旅行に行ったし、8月頭にはLL魂があり、お盆には息子が所属しているカブスカウトのキャンプにボランティアのサポートとして参加、そのあと帰省。
で、これらの活動の合間に(合間なんて言ったら怒られちゃうかな)必死こいて本作り。8月に2冊出して、9月にも2冊(1冊はOEM)出す。
こういう風に忙しくなるとどうなるかというと、無性に本が読みたくなる。
編集の仕事が忙しいときは、朝から晩まで文字との格闘が続く。コンピュータの画面で原稿を読み、レイアウトされて出力されたプリントアウトを読み、参考文献を読む。
1日中文字ばかり読んでいる。目が疲れて霞み、頭がぼ〜っとして、肩が凝る。なのに、なのに、活字が恋しい! 本が読みたい!
まったくもって不可解な感情だが、いつもこうなる。活字中毒が祟って編集者になったような人間だから、しょうがないか。
なにはともあれ読む本を調達しないといけない。さて、何を読むか。仕事でいやになるほど読んでいるので、コンピュータ関係の本は読みたくない。軽く読めて、現実逃避できるやつがいい。ハリー・ポッターみたいなの。
そこまで考えて、思い出した。そうだ、アスキーってドラゴンランス出してるじゃん!
ドラゴンランスと言えば、ロールプレイングゲームの元祖であるD&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)をもとに作られた小説で、世界中で5000万部を超える大ベストセラーだ。アスキーが出しているのは以前から知っていたのに、なんで今まで読んでいなかったんだろう。身内が出しているから安心しちゃってたのかなぁ。
とにかくドラゴンランスを読むことに決めたので、いそいそと担当編集者に会いにいく。そして、自分がいかにドラゴンランスを読みたいと思っているかを切々と訴える。まちがっても「仕事の合間に読む本がなくってさぁ」などとは言わない。担当編集者はとっても喜んでくれて、すぐに見本誌をくれた。ありがとう!
で、読み始めてすぐにはまった。おもしろい! ほんとうにおもしろい! さすが世界のベストセラー! どんなふうにおもしろいかは、また別の機会に書こう(ほんとか?)。
1冊読み終えては担当編集者に見本誌をもらいに行くのを繰り返し、7月から8月にかけての1ヶ月半くらいの間にアスキーが刊行しているドラゴンランス21巻すべて読んでしまった。
でもでも悲しいことに、ドラゴンランスって21巻で終わりじゃないんだよ。ドラゴンランス関係の小説は原著の版元から100タイトル以上出ているそうなんだけど、メインのストーリーがあと1巻(翻訳では)でれば完結するんだそうな。でも、その最後の1巻は現在翻訳中!
そりゃあないよ、最後の最後でおあずけかい! ショック!
翻訳が早く完成することをパラダインに祈りつつ、ダークエルフ物語に浮気する日々。ダークエルフ物語もおもしろいので、これはまた別の機会に。
最後に今アスキーから出ているドラゴンランスの一覧とそれらを積んだところを載せておこう。
- ドラゴンランス 1 廃都の黒竜
- ドラゴンランス 2 城砦の赤竜
- ドラゴンランス 3 氷壁の白竜
- ドラゴンランス 4 尖塔の青竜
- ドラゴンランス 5 聖域の銀竜
- ドラゴンランス 6 天空の金竜
- ドラゴンランス伝説 1 パラダインの聖女
- ドラゴンランス伝説 2 イスタルの神官王
- ドラゴンランス伝説 3 黒ローブの老魔術師
- ドラゴンランス伝説 4 レオルクスの英雄
- ドラゴンランス伝説 5 黒薔薇の騎士
- ドラゴンランス伝説 6 奈落の双子
- ドラゴンランス セカンドジェネレーション 上
- ドラゴンランス セカンドジェネレーション 下
- ドラゴンランス 夏の炎の竜 上
- ドラゴンランス 夏の炎の竜 中
- ドラゴンランス 夏の炎の竜 下
- ドラゴンランス 魂の戦争 第一部 墜ちた太陽の竜 上
- ドラゴンランス 魂の戦争 第一部 墜ちた太陽の竜 中
- ドラゴンランス 魂の戦争 第一部 墜ちた太陽の竜 下
- ドラゴンランス 魂の戦争 第二部 喪われた星の竜
ドラゴンランスシリーズ
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