今日の午前11時ごろ、妻が「早く来て、早く来て」と叫んでいるので、なにごとかと思って行くと、2階の窓のすぐ外の壁に小さなコウモリがとまっていた。
我が家は多摩川のすぐ近くにあるのだけど、夏の夕方になると多摩川に向かって飛んで行くコウモリをよくみかける。また、夜遅くに帰ってくるときには街灯の周りを飛び交うコウモリをよく見る。
どうやらこのおチビさんは朝方巣穴に帰り損なって、我が家の窓辺で昼をやり過ごそうとしていたらしい。そっと窓を開けて捕まえてみた。じっと動かずに手のひらに載っている姿はちょっとネズミに似ていてかわいらしい。
夜になったら逃がしてやろうと、虫かごに入れて涼しい場所に置いておいた。しばらくして様子を見に行くと、虫かごの内側に上手に逆さにくっついている。飛んでいるコウモリはさんざん見ているけど、こんなに近くで見るのは初めてだ。しげしげと見てみたが、ほんとうに小さい。この冬に生まれた子供だろうか? 足の指なんか、細くて糸みたいだ。体毛は柔らかくてすべすべしていてビロードみたい。モグラの体毛に似ている。種類はたぶんアプラコウモリだろう。
コウモリというと吸血鬼のイメージから嫌う人が多いけど、実際はハムスターみたいにかわいらしい動物だ。蚊をたくさん食べてくれる益獣でもあるし、もっと大切にされるべきだと思う。
夜7時過ぎ、コウモリを逃がしてやろうと屋上にあがった。逃がす前に写真を撮ろうと、虫かごから出したコウモリを息子の手のひらに載せたところ、素早く手から飛び降り、そのまま空へと飛び立って行ってしまった。昼間はまったく動かず、けがでもしているんじゃないかと心配していたくらいだったので、これには驚いた。夜になるとあんなに早く動けるんだ。もうびっくり、写真なんて撮る暇まったくなし。
まぁ、元気に飛んで行ったからよしとしよう。しょうがないので、昼間に撮った写真を載せておく。うまく撮れていないけど、がまんしてほしい。
虫かごにくっついているコウモリ
ちょっと動いたコウモリ、顔わかるかな?
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