映画「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」を見てきた。
若き日にロックスターになることを夢を見て、一瞬光が当たって成功するかに思われたのに挫折。でも、夢を捨てきれず、30年以上もロックスターになろうとあがいている男たちの物語。
すごくよかった! もう一回じっくり見たい。
Anvil(アンヴィル)というバンドは、どっかで聞いたことがあるなぁ、くらいの記憶しかないけど、映画の冒頭にでてくる日本で行われたロックフェスティバルは覚えている。当時、友人が何人かチケット買って、見に行っていた。私は行かなかったんだけど、まさか数十年後に映画で見るとは思わなかった。
主人公のリップス(ボーカル&ギター)とロブ(ドラマー)が、かっこ悪いけど、すごくかっこいい! リップスが「年を取れば、腹は出るし、顔はたるむし、髪の毛は薄くなる。それでも、俺たちはやるんだ!」みたいなことを言うけど、思いっきり共感してしまった。
成功するためにいろいろ考えて、一生懸命努力するけど、やることなすことうまくいかない。
ようやく出かけたヨーロッパツアーは、おかしいやら哀しいやらで、まったく金にならないし。必死で金を稼いで優秀なプロデューサーを雇ってニューアルバムをレコーディングしても、レコード会社は相手にしてくれない。
それでもがんばる。諦めない。怒鳴ってわめいて喧嘩して、泣いて、そして友情は消えず、バンドは続く。
ヘヴィーでタフなロックンロールだ。10代の頃に心に刻んだビートは一生変わらないと歌ったのは、プリンセス・プリンセスだっけ? 人生はやっぱロックだよ。うん。死ぬまで、8ビートで生きるのさ!
映画の冒頭は日本のロックフェスティバルだけど、最後も日本で終わる。やっぱり、日本人はやさしいよなぁ。
感動したので、Anvilを応援するために彼らのアルバムを2枚買った。1枚は、映画の中でレコーディングしていた最新作「This is Thirteen」。13枚目のアルバムだからというので、このタイトルなんだけど。もうちょっと捻ったタイトルのほうがよかったような気もしないではない。まぁ、いいけど。
2枚目は彼らのファーストアルバム「Metal on Metal」まだ手に入るのがすごい!
入手してから毎日聞いているけど、ファーストアルバムのほうができがいいような気がして、ちょっと心配だ。お気に入りの曲は、やっぱり彼らのテーマソングで、映画の中でも何回もかかっていたMetal on Metalかな。
ともあれ、がんばれAnvil! ロックし続けてローリング・ストーンズを越えろ!
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